試験方法の概要
プラスチックの曲げ特性は多くの用途で重要であるため、ISO 178 はプラスチック業界で最もよく使用される試験方法の 1 つです。これは、充填、強化コンパウンド、非充填タイプ、シートなどを含む熱可塑性および熱硬化性の成形材料の曲げ特性を測定するものです。測定される特性には、曲げ強度、曲げ弾性率、および曲げ応力/ひずみに関係するその他の項目が含まれます。これらの特性は、材料が線形の応力/ひずみ挙動を示す場合にのみ、工学設計に使用されます。そうでなければ、曲げ特性試験の結果は名目上のものに過ぎません。
この方法では、梁として支持された試験片を、破断するか、あるいは所定の変形量に達するまで、その中間点で一定の速度でたわませます。異方性のある材料の場合、曲げ応力は、製品が使用されるときに受ける方向と同じか類似した方向に加える必要があります。被験材料の規格において指定される条件で試験を行うか、ISO 291 を参照して適切な条件を選択してください。ISO 178 は、ASTM D790 と非常によく似ていますが、試験片の寸法、試験速度、試験片の曲げの要件に若干の違いがあります。
ISO 178 のソリューションには、一般的に以下に示すタイプのコンポーネントが含まれます。
加重フレームのオプション
プレミアムな MTS Criterion® およびエコノミーな MTS Exceed® 万能試験機は、ISO 178 に準拠したプラスチックの曲げ特性の測定に最適です。これらの試験システムには、1 コラムの卓上型から大型の 2 コラムの床置き型まで、さまざまな力の容量とフレームスタイルがあります。また、30kNと100kNのモデルにはデュアルゾーンの試験スペースがあり、頻繁に試験要件を変更する場合のセットアップ時間を短縮することができます。新しい負荷フレームの代わりに、MTS ReNew™ アップグレードを使用することで古い試験システムのソフトウェアとコントロールを近代化することができます。
その他のオプション
この規格に関連するその他のオプションについては、このページのアプリケーション試験方法テクニカルノートをダウンロードしてください。